本牧ふ頭は、日本の海外貿易が増大した1960 年代からA、B、C、D 突堤が順次建設され、櫛形(くしがた)の埠頭として整備されました。1968(昭和43)年に日本における最初のフルコンテナ船が入港して以来、フルコンテナ船はもとより在来船、RO/RO 船など多様な荷役に対応し、横浜港の中心的な埠頭として役割を果たしてきました。
本牧ふ頭は、コンテナターミナルのほか、在来船バース、多目的バース、内航船バースなどを有しています。コンテナターミナルは、南本牧ふ頭と合わせて横浜港の主力ふ頭に位置付けられており、今後とも横浜港の中核的なふ頭として、重要な役割を担うことが期待されています。
2016(平成28)年には、コンテナターミナルの運営を横浜川崎国際港湾株式会社(YKIP)へ移管したことを契機に、当社の新たな事業の柱として、本牧ふ頭A突堤におけるロジスティクスパーク事業を推し進めています。
これまでコンテナターミナルであった用地を有効活用し、コンテナターミナルの近接地(主に、A-6、A-7 号背後地)に、流通加工・温度管理等の高機能なサービスを提供する物流施設を設置することで、「国際コンテナ戦略港湾」である横浜港として、コンテナ取扱強化施策の中で、特に「創貨」と位置付け、取り組みを行っているところです。

コンテナターミナル 計 4
施設名 | 借受者 | 岸壁延長(m) | 面積(m2) | 水深(m) | クレーン(基) |
---|---|---|---|---|---|
BC | 横浜港メガターミナル株式会社 | 1,390 | 456,000 | 13~16 | 10 |
D-1 | 横浜港メガターミナル株式会社 | 482.5 | 145,000 | 13~14 | 3 |
D-4 | CMA CGM JAPAN 株式会社 | 400 | 187,000 | 16 | 3 |
D-5 | – | 300 | – | 16 | 3 |
多目的バース 計 2
施設名 | 借受者 | 岸壁延長(m) | 面積(m2) | 水深(m) |
---|---|---|---|---|
A-5・6 | – | 300×2 | 113,000 | 12 |
在来船バース 計 12
施設名 | 借受者 | 岸壁延長(m) | 面積(m2) | 水深(m) |
---|---|---|---|---|
A突堤基部 | (公共施設) | 100 | – | 5.5 |
A突堤 (A-1~4号) | (公共施設) | 950 (200×3:A-1〜3) (350:A-4) | – | 10 |
A突堤 (A-7) | (公共施設) | 500 (250×2) | – | 12 |
B突堤
(B-1~4号) | (公共施設) | 800 (200×4) | – | 10 |
新建材1号 | (公共施設) | 330 (185×1, 145×1) | – | 10 |
新建材2号 | (公共施設) | – | 9 |
物揚場、上屋、荷さばき用地
施設名 | 施設数 | 概要 |
---|---|---|
上屋 | 17棟 | 45,840m2 |
在来貨物ターミナル用地 | 17ヶ所 | 29,103m2 |
荷さばき地 | 19ヶ所 | 29,762m2 |
物揚場 | 10ヶ所 | 岸壁総延長:2,027m 水深:2.5~5.0m |
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